✿ この記事で分かること
- 3人の補習クラスで行ったスピーチ指導の進め方
- 先生自らがモデルを示す導入
- 後ろ向きになった生徒が前向きに変わった瞬間
- 振り返れば「ゆる自由進度学習」になっていたこと

夏休みの補習、たった3人のクラスで起きた出来事です。9月の発表会に向けたスピーチ指導は、最初はただの個人指導のつもりでした。しかし振り返ってみると、それはいわゆる「自由進度学習」になっていました。
9月の新聞スクラップ発表会に向けて
夏休みに入り、私は今、少人数の補習クラスでスピーチ指導を行っています。9月に控えているのは新聞スクラップの発表会。中学3年生が最上級生として1、2年生にお手本を見せる、ちょっとしたイベントです。
この子たちは1年生の頃からずっと見てきており、発表力を上げるためにいろいろ試みてきましたが、なかなかうまくなりませんでした。そこで今回の夏休みで、もう一度仕切り直すことにしました。テーマは完全に自由にしました。その子自身の個性を大事にしたかったですし、何よりやる気を引き出したかったからです。
スピーチ指導の流れ
- 導入:私自身が「メイクと私」というテーマで撮った動画を見せる(問いかけ→効果→落とし穴→呼びかけで締める構成)
- 原稿づくり:生徒がロイロノートのカードに入力。Geminiにヒントを出してもらったり、私が助言したりして手直し
- 撮影:2分間の一発撮りは無理があるため、カード1枚につき30秒、4枚に分けて撮る
- 個別指導:音の高さ、間の取り方、抑揚、アクセント、身振り手振りを、重点を絞って伝える
- 編集と共有:各自iMovieで編集し、クラス全員で見せ合う
- 振り返り:振り返りシートに記入
先生自らが表現者となる
自ら手本を示すことで、生徒たちは目を輝かせ、笑いながら楽しそうに見てくれました。最終成果物のモデルを出すことは、本当に大切なことです。それも、先生自らが表現者となるのです。
原稿づくりでは、生徒一人ひとりと対話しながら仕上げていきます。ここが一番大事なところで、小人数だからこそできたことです。
一番気合が入る本番の文章で指導する
撮影は何度も撮り直しになりました。話し方がまだ十分ではなく、音の高さ、間の取り方、抑揚、アクセント、身振り手振りといった点を個別に指導しました。放送部の顧問をしていた経験がここで生きました。ただ、あまり細かく要求すると意欲が削がれてしまうため、重点を絞って伝えるようにしました。
事前に例文などで指導してもいいのですが、転移できる生徒はわずかなのです。なので、一番気合が入る本番の文章でこういう指導をすることが一番吸収率がいいです。
フィギュアスケートで、前向きに変わった瞬間
そんな中、うまくいかず後ろ向きになり、意気消沈してしまった生徒がいました。自分は話し方が下手だから、うまく話せないと感じていたようです。
そこで私は、その子が得意としていたフィギュアスケートの話を振り、教室でシャドウイングをしてくれとお願いしました。最初は乗り気ではなかったため、私が先にジャンプやスピンの真似をしてお手本を見せたところ、その子が地面の上でその技を再現してくれました。
これが見事な出来栄えで、率直に感動しました。拍手を送り、握手をすると、そこからその子は前向きにスピーチに取り組み始めました。こういうその子を認める、肯定的に見る雰囲気づくりって大事ですよね。
振り返れば、ゆる自由進度学習だった
振り返りシートには、次はもっとうまくやりたいという前向きな言葉が並んでおり、こちらも嬉しくなりました。
振り返ってみると、これはささやかではありますが、個別最適な学習であり、個別指導であり、自由進度学習であり、自己調整学習でもありました。きちんとした授業デザインさえあれば、自然とそうした学びの形に近づいていくのだと、今回もまた実感した2日間でした。
✿ まとめ
- テーマを自由にして、個性とやる気を引き出す
- 先生自らが表現者となってモデルを示す
- 話し方の指導は、一番気合が入る本番の文章で、重点を絞って
- その子を認め、肯定的に見る雰囲気づくりが前向きさを生む
- 授業デザインがあれば、自然と個別最適・自由進度の学びに近づく
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※この記事はNotebookLMをアシスタントとして使用しました。
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