「男の子はやっちゃうもんなんだ」と思えたら楽になる―24歳男性教員に聞いた男子生徒のトリセツ

※この記事は、note で公開した記事の転載です。元記事:https://note.com/naomistyle/n/naee6a02abe14

「男の子はやっちゃうもんなんだ」と思えたら楽になる

男子校に移って3年。
長年男子生徒と付き合ってきて慣れているつもりだった私にも、忘れ物の多さ、物をガチャガチャ壊す落ち着きのなさ、「やるな」と言うと「やる」など、よくわからないことがたくさんありました。

若い女性の先生方も同じ悩みを抱えていると聞き、日本体育大学柏高等学校の数学教員・細川和也先生(教員3年目、24歳)に、男子生徒の本音をねほりはほり聞きました。

浮かび上がってきたのは、「何も考えていない」「その瞬間が楽しい」「本当は話したい」という、拍子抜けするほど素直な男の子の姿です。

正論で追い詰めるより、背景を聞き、褒め、頼る。私が試行錯誤の末にたどり着いた方法が、男子の側から見ても正しかったと確かめられた対談になりました。

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「しちゃダメだとわかってるんです」

細川先生とは、ロイロノートの超女子会で出会いました。

女子ばかりの中に数人だけ参加した若手男性教員のおひとりで、司会進行を物おじせず爽やかにこなされた姿が印象に残っていました。

1年後、横浜でのロイロノートのイベントで再会し、これはご縁だと、温めていた企画をお願いしました。

まず聞いたのは「なんであんなに忘れ物が多いの?」。

前日の夜に準備して、朝も確認して、靴を履いている間にそこに置いてきてしまう。

道中で気づいても、戻ったら遅刻するから「忘れました」で乗り切る。

みんな同じ言い訳を学習して言い逃れているのかと思っていたら、結構本当だったんですね。これは新しい発見でした。

怒るべきかと聞くと、細川先生は「怒ったほうがいい」と。

ただ、怒られただけでは「また怒られた」で終わる。

忘れたら誰に迷惑がかかるか、自分がやりたいことができなくなるかを、いろんな角度から真剣に、しつこく粘り強く諭すほうが心に響くそうです。

「その瞬間だけでいい」

ロッカーの鍵をガチャガチャやって壊す、椅子をガッタンガッタンさせて壊す。

あれは目立ちたい気持ち、好きな女の子に見てほしい気持ちから来ることが多いのだとか。

テラスにティッシュや消しゴムを投げちゃダメよと言ったら投げ始めるのも、「やったらどうなるんだろう」という好奇心。

じゃんけんで負けた人がやるノリが始まり、その瞬間が楽しすぎて、後先は考えていない。

私は年齢的に、反抗心から来ているのだと受け取っていました。

でも、はっきり言うと何も考えていないわけです。

「なんでやっちゃうんだろう」と悩むより、「男の子はやっちゃうもんなんだ」と思っていたほうが、こちらにも心の余裕が生まれます。

「そんなことするタイプじゃないと思ってたんだけど」

そういうときに正論を並べて問い詰めても、むすっとするだけ。

特に女の人は正論で問い詰めるパターンが多いんですよね。

私は一対一で、できれば横並びで同じ方向を向いて、「なんでそんなことしたの?」と背景を聞くようにしています。

ちょっといやらしいやり方ですが、「〇〇くんってそんなことするタイプじゃないと思ってたんだけど」と言うと、とんがった気持ちが収まって、「実はむしゃくしゃしてて」と話し出すんです。

細川先生も、落ち着かない行動は「一対一で話したい」というサインのこともあると言います。

お母さんが受け止めてくれる存在だったから、女性の先生にも話を聞いてほしいと思うのかもしれない、と。

ただし、信頼関係ができているなら、どうしても許せない場面では心を鬼にして強く叱るのが効く。

ここは男女関係なく、譲らず迫るべきところだと私も思っています。

「最初に何言ってたっけ」

女性あるあるの「話が長い」はやはりNG。

5分10分と叱られている最中に、最初に何を言われたか考え始めて、右から左に流れてしまうそうです。

短く要点に絞って、2回ぐらい繰り返して確かめる。気をつけたいですね。

「かっこいいね」の威力

若い頃の私は、言うことを聞かせられない自分が悪いと思って厳しくしすぎていました。

それをやめて、ちょっとしたことでも褒めるようにしたら、とても仲良くなっていきました。

細川先生によると、一対一で褒められるのも心に響くけれど、クラスの前で褒められると「次もやろうかな」になる。

そして、男の子は「かっこいいね」と言われるとメロメロになります。

だから逆に「それはかっこよくないわ」は効く。

一方で、女性の先生に頭ごなしに人前で叱られるのは、男の子にとってプライドがガタガタになる体験です。

男の先生に怒鳴られるより大きなストレスがかかると私は思うので、そこは注意の仕方を工夫してあげたいところです。

「〇〇くん、お願いしていい?」

役割を引き受けないのも、自分から手を挙げるのが恥ずかしいだけ。

頼まれたら断る子はいないそうです。

私も、発言力のある男の子に「授業の雰囲気を作ってくれたら嬉しいんだけど」と頼んだら、よく動いてくれました。

「明日からはもっと優しくなれそう」

大学生くらいになると、どこかで「これやってる俺ら、痛くね?」と気づく瞬間がある。

男子から男性へ変わる、その過渡期が中高生なんですね。

精神的成長の早い女の子から見ると子どもっぽい姿も、正常な発達の過程。

そう思ってもらえると男子は非常に助かる、と細川先生は笑っていました。

明日からはもっと優しくなれそうな気がします。

若い女性の先生方の、明日からのヒントになれば嬉しいです。

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※この記事はClaudeをアシスタントとして使用しました。

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