学校教育改革推進リーダーを務めて~大村はま先生の単元学習が通じた10年~

※この記事は、note で公開した記事の転載です。元記事:https://note.com/naomistyle/n/n8073debbc5d0

✿ この記事のハイライト

私の自治体では2014年12月に教育改革のアクションプランが打ち出され、課題発見・解決学習と協働的な学びを柱に、自治体全体で教育改革が進められてきました。

私は課題発見・解決学習推進リーダーとして、校内の組織改革や授業改革に取り組みました。

周囲からのハレーションなど向かい風もありましたが、支えてくれた同僚たちのおかげで乗り越えられました。

総合的な探究の時間、地域連携、ICT、自由進度学習、イエナプラン……次々と新しい形が導入されましたが、10年を振り返って思うのは、大村はま先生の単元学習を今風にブラッシュアップすれば十分に通じたということ。

そして、児童生徒が夢中になって取り組める課題設定こそが、何よりの肝だということです。

悶々とした時代を長い間過ごしてきた

文化祭が終わり、体が疲れ切っている中でこの記事を書いています。

振り返ってみると、私は県立高校に勤めていた頃から、大村はま先生の単元学習を展開していきたい、展開していきたいと思い続けていました。

けれども横並びのシラバスを求められるがために、どうしても教材中心、教材配列中心の授業をせざるを得ない。

そういう悶々とした時代を長い間過ごしてきました。

転機は平成26年(2014年)12月です。

私の自治体で、教育改革のアクションプランが作成されました。

グローバル化する社会で活躍できる人材の育成を目指し、課題発見・解決学習と協働的な学びを教育の柱に据えたものです。

翌年度からはパイロット校が指定され、各校に中核教員(カリキュラム・マネジメントリーダー)が置かれました。

2016年には各校に1人、課題発見・解決学習推進委員が置かれ、実践を自治体全体で共有するポスターセッション形式の研修会も大々的に開かれるようになりました。

仲間たちのおかげで耐えられた

私はこの推進委員を拝命し、学校の中で新しい学びへ転換していくための企画・運営・実行を仰せつかりました。

学校の組織改革、授業改革、さまざまなイベントや研修会の開催。自分がやりたかった単元学習に少しでも近づけるよう、本当に一生懸命頑張りました。

きれいなことばかりではありませんでした。

悪口とか、陰口とか、舌打ちとか、いろんな形で向かい風を、ハレーションを、バッシングを受けながら推進していたという思い出があります。

それに耐えられたのは、ひとえに一緒に頑張って支え合ってきた仲間たちのおかげです。本当に同僚には恵まれたと思っています。

生徒が楽しいのを見ていたら、先生方も乗る

2019年(令和元年)には、公立高校で総合的な探究の時間が先行実施になり、総合的な学習の時間を探究型に変えていくことになりました。

大村はま先生の単元学習は、結局ここにすごく通じているんです。

大村先生から学んだことを落とし込めば、いい具合にいきました。

結構自由にやらせてもらえたので、単元学習のエキスを投入したところ、生徒も楽しいし、生徒が楽しいのを見ていたら先生方も乗るし、という好循環が生まれました。

思いきり探究型にシフトした経験は、私自身の力になったと思っています。

その後も、地域連携、コロナ禍でのICTの推進と、改革は進化・拡充を続けます。

新しい教育長の就任以降は、入試改革、自由進度学習を含むカリキュラム改革、商業高校での実践的なPBLの導入、社会と連携した学び、不登校の生徒への支援、図書館の再生、国際バカロレア校の設立、イエナプラン教育の導入と、多様な教育手法が公立学校に取り入れられていきました。

これが私の自治体の特徴だと思います。

もう余裕で通じたんです

推進リーダーを務めた10年間で、私自身力量がついたし、学びにもなりました。

非常に充実した時代でした。

そのうえで考えたのは、いろんな形式や形が導入されても、変わらないものがあるということです。

大村はま先生の単元学習の形を今風にどんどんブラッシュアップしていけばやっていけたんです。

大村はま先生ってすごいなって、今さらながら思います。

大きな大きな肝

さらにその根底で、児童生徒がその課題に夢中になって取り組めるかという課題設定、ここが大きな大きな肝なのではないかと思っています。

探究的な学びを組むとき、たとえばSDGsのように名前や理念だけを掲げ、生徒の実態や興味関心を二次的、三次的に置いて走らせるとうまくいかない、という報告をよく聞きました。

AIやりましょう、ICTやりましょうと、目的や手法だけをポーンと入れても同じです。

基軸に据えるべきは、児童生徒が主体的に、真剣に取り組むことのできる課題設定。

私の自治体で過ごしたこの10年の改革を通じて、そこに一つの普遍的な基軸があるのではないかと痛感しています。

※この記事はClaudeをアシスタントとして使用しました。

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