「読みが浅い」と言われたら…私がやってきた教材研究の話

※この記事は、note で公開した記事の転載です。元記事:https://note.com/naomistyle/n/n635c19e19609

ハイライト
研修会でいただいた「読みが浅いと言われる」というご相談に、私自身の教材研究の試行錯誤を振り返ってお答えする回です。

定番教材『羅生門』での文献集め、宿敵だった『城の崎にて』を指導書に頼らず攻略した経験、先輩の板書計画を見せてもらった夏目漱石『こころ』の授業まで、三つのアプローチをお話しします。

読みの浅さは才能ではなく、積み重ねの問題だと私は思っています。

「あなたは読みが浅いね」

研修会で「あなたは読みが浅いと言われるんだけれども」というご相談をいただきました。

実は私自身も遠回しに言われ、遠回しに自分でも感じ、それがダイレクトに刺さってくるという経験を散々してきました。

授業のための教材研究は、独特の難しさがあるのではないでしょうか。

先行研究に当たる

定番教材であればあるほど、先行研究は厚く積み上がっています。

きっかけは『羅生門』でした。

どうしても「下人のエゴイズム」という定番の形で読んでしまうことが悩みの種で、夏休みに大学の図書館へ出かけ、半日ほどかけて書かれたものを片っ端から借り出しました。

全部読んだ上で、自分なりの教材の構想を練り上げていく。

ゼロスタートは本当にダメダメで、過去のものをたくさん集めて自分の材料にしていくことは、絶対必須なのではないでしょうか。

超苦手の「城の崎にて」を克服

自分なりの教材研究の芽ができたと感じたのは、超苦手で宿敵だった『城の崎にて』を攻略しようとした時でした。

この時は指導書を使わず、ありとあらゆる情報をとにかく集めてみようと思いました。

検索に次ぐ検索、半日以上かけて材料を集め、全部プリントアウトして1冊のバインダーに綴じ、線を引き、マーカーでチェックして、納得できるものとできないものを仕分けていきました。

イメージとしては、土の中から砂金を吸い出していって、それを集めて火を起こして溶かして、鍛えて刀にしていくような、まるで鍛冶のような作業でした。

この目は、次の作品、『檸檬』に出会った時にも道を開いてくれました。

仲間との交流会&勉強会+先輩の板書計画

これに加えて、仲間との教材分析の交流会もお勧めしたいです。

ただしベテランが混じると意見が権威を持ってしまうので、ここでは出しゃばらないようにしています。

もう一つは、先輩の板書計画を見せてもらう方法です。

言葉と言葉の間の説明が省かれている分、その空白を自分で埋める作業が、思考力を鍛えてくれると思っています。

私の場合、夏目漱石の『こころ』があまりうまくいかず、先輩の先生に相談したところ、快く板書計画を見せてくださいました。

本当に心よくコピーさせていただき、その中から自分に合っていると思ったものを取り入れながら、板書をリメイクして授業をしました。

センスではなく積み重ねの問題

読みが浅いというのは、私も散々過去に自分で自覚してきました。

これは才能やセンスの問題ではなく、教材研究で自分の視点を作る作業をコツコツと積み重ねたかどうかの問題ではないかと私は思っています。

皆さんの場合はどうですか?コツとか便利な方法というのはなく、その人のやり方で、他社と交流しながら積み上げていくしかないと思っています。

※この記事はClaudeをアシスタントとして使用しました。
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