
Podcastのハイライト
残り1.5時間の道徳。「教科書の内容と生徒がどこか離れている」という、現場でよく突き当たる壁を前に、私は少し強引な賭けに出ました。
準備時間も足りない中、思いつきで仕掛けたのは「ネットゲーム」を題材にしたパネルディベート。
最初は「わっこらわっこら」と騒ぐ生徒たちを見て、「あぁ、やっぱり早すぎたかな」と少し後悔したのですが、彼らの目は驚くほどキラキラしていました。
自分たちの「ど真ん中」にあるテーマに、医師や保護者という慣れない仮面を被って必死に言葉をぶつけ合う。
その後のしんとした教室で、彼らがタブレットにびっしりと書き綴った言葉には、大人の想像を超える「他者への想像力」が宿っていました。
きれいごとじゃない、泥臭い試行錯誤の末に見えた景色を、ぜひ聴いてみてください。
https://youtu.be/WoOzmmAjHoI?si=Caa3C3JEm1xXhlTc
Podcastの概要
こんにちは、黒瀬直美です。今回は、中学2年生の道徳の授業で、予定外に実施した「パネルディベート」の実践報告をお届けします。
ことの始まりは、学期末の残り1.5時間という中途半端な時間枠でした。
これまでデジタル・シティズンシップ教育を続けてきましたが、教科書に戻ると、どうしても生徒たちの関心が離れていく難しさを感じていたのです。
そこで、国語科の教員としての「得意技」である言語活動、ディベートを急遽取り入れることにしました。
テーマは、彼らにとって最も身近な「ネットゲームは良いか悪いか」。
ただし、単に自分の意見を言うのではなく、1.先生・保護者、2.生徒、3.医師、4.ゲーム制作会社という4つの立場に分かれる「パネルディベート」形式を採用しました。
くじ引きではなくあえて話し合いで役割を決めさせたのですが、自分たちの生活に直結する話題に、生徒たちの目は配ったプリントを前にしてすでにキラキラと輝いていました。
準備時間はわずか20分から30分。
ネットを使って根拠を調べさせると、普段は静かな子も没頭してワークシートを埋めていきます。
そして迎えた本番、教室は一気に熱を帯びました。「わっこらわっこら」と賑やかに、時には感情的に言葉が飛び交います。
正直、机の間を歩きながら「これは本当に議論になっているのか?」と不安がよぎったのも事実です。
ディベートがおわり、グループ報告会という共有の場を設けました。
その後、振り返りを記入。
ロイロノートに提出された振り返りには、驚くほど深い洞察が並んでいました。
「自分では思いつかない考えがあった」「科学的な根拠に基づいた話には説得力がある」といった他者への敬意。
さらには、「全員が同じ意見ではディベートにならず、ただの意見交流会になってしまう。この企画は良かった」と、分析する生徒まで現れたのです。
また、「否定の立場でも、役割として肯定の意見を書くのは難しかったが、考えているうちに双方の立場が見えてきた」という言葉には、教育が目指すべき「多角的な視点」が確かに芽生えていました。
「今回の経験はこれからを生きるのに重要だ」とまで言い切る生徒の姿に、完璧な準備よりも、彼らの熱量に火をつけることの大切さを改めて教えられた気がします。
しっかりとしたディベートを成立させるには時間が足りなかったかもしれません。
でも、この「不完全な話し合い」を通じて、生徒たちは自分と違う立場にある他者の存在を、肌身で感じ取ってくれました。
難しいルールに縛られすぎず、まずは「意見交流会」として始めてみる。
そんな、現場で今日から使える小さなヒントが詰まった回になっています。
この記事はNotebookLMによる文章作成を行いました。
#中学校2年生 #道徳の授業 #パネルディベート #デジタルシティズンシップ #主体的対話的で深い学び



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