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今日は「話し方指導は非常に難しい」というテーマでお送りします。
おそらく、何回かに分けてお話しすることになるかもしれません。この話題は、第25回「今日も明日も授業道オンライン交流会」での「話し方指導に困っていませんか?」というテーマから取り上げたものです。
Podcastで話し方を見直し
ポッドキャストを配信するようになり、自分の話し方を見直す中で、いろいろな課題が浮き彫りになり、日々それを鍛えようと思っています。
授業での話し方と、一方的に話すポッドキャストでは、全然違うスキルが求められますが、ポッドキャストでの鍛錬が授業にも活かせるのではないかと感じています。非常に役立っていますね。
授業での話し方指導の課題
では、授業での話し方指導について考えると、現状と課題を挙げると、まず「育てるべき力が明確でない」という問題があります。
どういう力をつけるべきかがはっきりしていないまま進めていることが多いですよね。
私もそうですが、話す力や聞く力は経験や自然習得による部分が大きく、必ずしも授業だけで育つものではないからです。
そのため、個人差が激しく、一律に指導するのが難しい分野です。
私の恩師である三浦和尚先生の著書『国語教育実践の基底』(三省堂)にも、そう書かれていました。
https://tb.sanseido-publ.co.jp/relatedbooks/rb-kokugo/rb-kokugo-book/relatedbooks-787/
そしてもう一つの課題として、授業者自身が「話す・聞く」というレッスンを受けてこなかったということも挙げられます。
皆さんもそうだと思いますが、私自身も学校で「話す・聞く」のレッスンを受けた記憶がありません。
なので、授業でどうやって指導すればいいのか、イメージがつかみにくいんです。
さらに、現場で実際に行われている実践例も少なく、文字化しにくいので、共有することが難しいという現状があります。
そこで私は、数年前から話し方に関する本を読んで研究してきました。
興味深い点として、日本は「聞き手責任」の文化であることが問題として指摘されています。
これは『マンガでわかる 伝え方が9割』という本に書かれていたんですが、日本では話し手よりも聞き手に責任があるという文化が根強いんです。つまり、話し手が伝えきれなかった場合、聞き手が「聞き取れなかったからダメ」とされることが多いんですね。
逆にアメリカでは「話し手の責任」が強調されていて、伝わらなければ話し方に問題があると見なされます。
これが学校教育にも影響していて、日本では話し方指導があまり行われていないという背景があるんだと思います。
話し方の技術を学んで
そんな中で、私自身も話し方の技術を学び直しました。
もともと私は放送部の顧問を5年ほどやっていたので、その経験が役に立っています。
話し方には、言葉と身体、2つの要素が大きく関わっています。
まず、言葉に関しては、声の大きさやスピード、間の取り方、抑揚(高低差)などが大事です。特に「間」が重要なんですよね。
また、身体的な要素としては、身振り手振りや表情、目線なども重要です。これらが一体となって伝える力になります。
例えば、声の大きさは大きく小さく変え、スピードは早すぎず、重要な部分はゆっくりと間を取ります。高さも、強調したい部分は少し声を上げたり、逆に下げたりしてメリハリをつけます。
これらのテクニックを駆使しながら、適度な身振りや表情、聴衆と目を合わせるアイコンタクトを行うことが大切です。
また、放送部的に言うと、例えば「3年1組の黒瀬直美です。これから二酸化炭素が地球温暖化の主な原因なのかについて発表します。どうぞよろしくお願いします」というように、しっかりとした発声や抑揚を意識します。
このように、話し方の技術は、日々の鍛錬で身についていきます
ただし、自覚的にやっていかなければならないことも多いです。
自然に身につく部分もありますが、話す内容や構成力も関わってくるので、経験が必要です。
それでも、アナウンサーを目指すわけではありませんので、その人自身の個性を活かした話し方が重要になります。
授業でどう活かすのか?
このような話し方指導を、系統立てて教えることができるのか、というのは私自身も大きな疑問です。
そこで、私は自分自身の話し方を動画に撮って見直したり、授業風景を振り返ったりしています。
最大の収穫は、このポッドキャストです。自分の話し方を配信し、日々振り返ることで、どんどんブラッシュアップしていきたいと思っています。
私が話し方についての基礎をしっかり持つことで、授業での話し方指導にもつながっていくのではないかと思います。
次回は、大村はま先生がどのように話し方指導をされていたかについて、私の気づきをお話しする予定です。
今日は短めですが、話し方指導について私が心がけていること、勉強してきたことをお届けしました。


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