
こんにちは。「今日も明日も授業道」黒瀬直美です。
この番組では、中学・高校の国語教育、働く女性のリアル、そしてデジタル教育について、ゆるっとお届けしています。
さて、今日は「異動するとパフォーマンスが3分の1以下になる…のか?」というテーマでお話ししたいと思います。
https://youtu.be/SQAVMHbQLrY?si=2ydK3-cKEAuUvJgI
「異動したら、力が3分の1になる」って本当?
X(旧Twitter)で、こんなポストを見かけました。
「異動したら持ってる力が半分どころか3分の1ぐらいになる。
その異動してきた人に対して、残留組がドヤ顔で力を見せつけるのはカッコ悪い。」
目の前の業務をバリバリこなしている人が本当に力があるのか?という問いかけ。
この投稿の主は、おそらく異動したばかりで、自分の力を思うように発揮できず、悔しい思いをしている方なんだろうと感じました。
異動先では、すでに長く勤めている人が「できる人」に見える。
でも、自分はまだそのフィールドに慣れていない。
だからこそ、「力が出せない」「評価されない」「なんか悔しい」。
…その気持ち、すごくよく分かります。
私もこれまで8回、異動しました。
そのたびに、心の中で「一回リセットだな」と思ってきました。
「今までの実績は、いったん棚に上げよう。ここでは学び直しなんだ」と。
それは、自分が成果を出してこられたのは、決して自分の力だけではなくて、チームの支え、理解、連携あってこそだと気づいているから。
「一緒にやってきた人と別れる」って、ちょっと自分の一部を手放すような感覚なんですよね。
附属から県立へ。そして次のチャレンジへ。
例えば、附属学校から県立高校に戻ってきたとき。
「附属から来た人」というラベルで見られている感じ、ありました。
でも、そこでやったことは「地道に、目の前の仕事をこなす」こと。
やんちゃな高1のクラスを担任した時も、工夫して乗り越え、翌年には特進クラスを任されるように。
でもそれも全部、周囲の先生の支えあってこそ。
10年間の勤務を通じて、進路指導や探究の再構築など、いろんなチャレンジをしてきました。それはチームの力。仲間に恵まれたからこその成果でした。
そして次の学校では「改革してほしい」と言われ、権限も与えられ、
いろんな変革を任されるようになりました。
私立へ異動。価値観はがらりと変わる。
そして、公立から私立へ。これはもう、文化の違いが大きくて、本当に「右も左も分からない」という状態でした。
でも、それを素直に認めて、「分からないので教えてください」と言う。
「ありがとうございます」と感謝を伝える。
それをひたすら繰り返してきました。
その積み重ねが、私の仕事の姿勢を変えていきました。「私でお役に立てるのであれば、ぜひ」と、謙虚なスタンスで。決して目立たず、でも確実に周囲をサポートするよう心がけてきました。
とはいえ、誰にも迷惑をかけない範囲では、大胆な改革もしましたよ。無駄な業務を減らす、省力化できる部分はしっかりと手を入れました。
今、大切にしたいこと
今、私はこの学校で3年目。次第に大きな仕事も任されるようになってきましたが、それでも大切にしているのは、「チームで働く」という姿勢です。
自分のパフォーマンスがどうか、じゃない。チーム全体で成果を出す。その方がずっといい。
楽しいことばかりじゃないけれど、チームでやるから苦しいことも笑いに変わる。チームで進めるから、苦難も乗り越えられる。
これは、クラス経営にも通じると思います。先生たちが楽しそうに仕事している姿って、生徒に伝わるんですよね。
だからこそ、教員同士が仲良く、助け合って、笑いながら働くこと。それが、教室の空気を変える鍵なんじゃないかって思っています。
まとめ:「3分の1になる」のではなく、「3倍のチームをつくる」
異動先でパフォーマンスが落ちるのは、ある意味「当たり前」。でも、それは「落ちた」のではなく、「支えてくれる人がいない状態」に戻っただけ。
これからまた、チームをつくればいい。
1人で3倍頑張るんじゃなくて、3人とチームを組んで、力をかけ算にすればいい。そんなふうに、自分の立ち位置を見つめていくうちにつれ、人に支えられて仕事をしていることに気がつきました。
それでは今日はここまでです。聞いてくださってありがとうございました。
また、お会いしましょう。



コメント