
多忙化進む教育現場でどのような働き方が求められるのか、私なりに考えてきました。長時間労働は美徳どころか弊害があるのでは?、子育てと仕事の両立のために必要な考え方とは?、何を主軸にして仕事をしていけば良いのか?、あれもこれも求められる中で見失ってはいけないものとは・・・。先輩の先生方から教えられたことを元にお伝えします。
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育児と仕事の両立に悩む
先日、よく聞いているポッドキャストのナンバムットさんのチャンネルで、働き方についてのお悩みがつぶやかれていたので、この問題についてぜひお答えしたいと思い、触発されて録音しています。ナンバムットさんは最近お子さんが生まれたらしく、新人だった頃とは違って、いろんな仕事を任されるようになり、どうやりくりすればいいか悩んでおられるようです。
私もかつては悩むことばかりでしたが、長年の経験を通じて、自分なりに「これは大事だ」と感じることが浮き彫りになってきました。これはベテランのおばさんのちょっとした戯言として聞いていただければと思います。
まず、私は先輩に恵まれており、いろいろな助言をしてくれる、しかも非常に的確な助言をしてくださる先輩方に多く出会えたことに感謝しています。
ある先輩からは、「子育て、つまり子供を育てることが一番大切だ」と教わりました。
子育てを通じて教員自身が教育者として成長するので、子供を育てることを非常に大事にしなさいと言われました。
特に、赤ちゃんが生まれてからの育て方で一番役に立ったのは、「6歳までは絶対に肌を触れ合わせてスキンシップを大切にし、べったりと接すること」という教えです。やはり、肌と肌を触れ合わせることで、子供は絶対的な安心感を得られ、それが精神的な安定につながります。
私の子供もいろいろありましたが、スキンシップがあったおかげで、全体的に安定していたと思います。成長するにつれて、次第に距離を取ることが必要ですが、距離を取る中でも子供をよく観察し、目を離さないことが大切だと教わりました。そうすることで、ここぞという時に本音を引き出せる瞬間がありました。
子供と触れ合いながら成長を見守ることが、自分自身の教育の面でも、家庭の安定のためにも、さらには仕事の土台を築く上でも必要なことだったと思います。これからも子供と過ごす時間を大切にしてほしいと思います。
長時間労働の大きな弊害
しかし、ナンバムットさんもおっしゃっていたように、子育てに時間を割くのが難しいという悩みもあります。
教育現場では年々多忙化が進み、カリキュラムオーバーロードと呼ばれる状況が発生しています。ICT教育や探究型学習、英語教育、ガン教育など、さまざまな課題が降りかかり、そのために組織が細分化され、仕事が増えて複雑になってきています。
教育界を木に例えるなら、肥大化してしまった木の根や枝が複雑に絡み合い、栄養が行き届かずに先端部分が枯れてきているような状況です。
ですから、今こそ断捨離が必要だと思います。働く人自身がスクラップ&ビルドを念頭に置き、省力化・効率化を図るべきです。そうすることで、教育現場はより働きやすい環境となり、みんなが幸せになる方法が見つかるはずです。
私たちの頃は、長時間労働をする人が高く評価される風潮がありましたが、今の若い世代はそのような考え方はほとんど持っていないと思います。長時間労働が美徳とされる風潮を受け入れ続けることは、生徒にその価値観を知らず知らずのうちに示してしまうことになります。
将来の生徒たちが家庭と仕事をうまく両立できるようにするためには、私たち自身がワーク&ライフバランスのある働き方を示すべきだと思います。
持続可能な働き方、ワーク&ライフバランスを整えた働き方をこれから私たち自身が模索し、仕事の中でも積極的に取り入れていくべきです。
教員の主軸は?
先輩の先生方からも「授業が第一だ」と言われましたが、私もそれが本当に大切だと思います。学校で過ごす時間の大半は授業が占めているため、授業を大事にすることが教員の本分です。
授業が上手な先生は、学校内でも信頼され、生徒も授業を楽しみます。その結果、家庭でもその先生に対する信頼が高まり、良い循環が生まれます。先輩の先生方も、「授業が上手い先生は、その他の業務も上手にこなす」とおっしゃっていました。ですから、まず授業を上手にすることが一番大切なことだと思います。
多忙な校務分掌をどうする?
年月を重ねるごとに、求められる役割も増えてきます。校長先生や教頭先生から仕事を任される際には、自分の役割を認識し、それに集中することが求められます。自分に求められている仕事を理解し、管理職の先生とよく相談しながら、取り組むべき道を確認していくことが大切です。
多忙な現場では、周囲の人たちと相談し合いながら、教職員集団で対話をしながら進んでいくことが重要です。私は、ICTの活用が省力化の鍵になると考えており、生成AIをはじめとした新しいデジタル技術を積極的に学び、学校現場を持続可能な形にしていきたいと考えています。
今日は駐車場で録音していますが、また働き方について発信していきますので、ぜひ聞いてください。それでは、またお会いしましょう。さようなら。


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