
文化祭明けの疲れが残る中、ふと、公立高等学校教員時代に駆け抜けたこの10年の教育改革を振り返ってみました。
「学びの変革」の旗振り役を任され、理想の授業を追求しようと必死になるほど、聞こえてくるのは同僚からの見えない「影口」や「舌打ち」……。
そんなハレーションやバッシングの嵐の中で、私が折れずに「単元学習」を信じ続けられた理由は何だったのか。
結局、どんなに新しい教育手法が次々と導入されても、変わらない「授業の肝」があるんです。
現場で一人、悶々としているあなたにこそ、この実感を届けたいと思います。
「教材をこなす」だけの毎日に感じていた、あの頃の悶々とした想い
皆さんも、こんな経験はありませんか?
「本当は大村はま先生が提唱したような、生徒が主体的に学ぶ『単元学習』をやりたい。でも、学校のシラバスはガチガチだし、横並びの進度も守らなきゃいけない……」。
私自身、県立高校に勤めていた頃は、ずっとそんな「教材配列中心」の授業展開に、言葉にできない悶々とした想いを抱えて過ごしてきました。
そんな中、平成26年の終わりのことでした。私の手元に「学びの変革 アクションプラン」という一通のデータが流れてきたんです。
そこには、課題発見・解決学習や協働的な学びを教育の柱にするという、新しい時代の指針が記されていました。
その後、管理職から、その改革を推進するリーダー役に任命され、とてもうれしかったのを覚えています。
綺麗事だけじゃない、改革の裏側にあった「下打ち」と「仲間」
意気揚々と始まった改革でしたが、現実はそんなに甘くありませんでした。
学校の組織を変えよう、授業を変えようと動けば動くほど、強い向かい風が吹いてくるんです。
新しい企画を提案するときの冷えた空気やため息・・・。
正直、心が折れそうな瞬間は何度もありました。
それでも私が今日までやってこれたのは、ひとえに「仲間」がいたからです。
一緒に悩み、支え合ってくれた同僚たちの存在がなければ、今の私はありません。
実際に、大村はま先生の教えをエッセンスとして「総合的な探究の時間」に投入してみたところ、生徒たちが面白いように夢中になり始めたんです。
生徒が楽しそうにしている姿を見れば、それまで冷ややかだった先生方も、少しずつ「乗って」きてくれる。
そんな、現場が少しずつ温まっていくような好循環を、この目で見ることができました。
AIやICT、流行りの言葉に振り回されないために
この10年、教育現場にはものすごい勢いで新しい波が押し寄せました。
ICTの推進、課題発見解決学習、総合的な探究の時間・・・。
でも、色々な手法を試してきて最後に行き着いた結論は、驚くほどシンプルでした。
それは、「生徒がその課題に夢中になれるかどうか」という一点です。
例えば、「SDGsをやりましょう」と、理念や形だけをポーンと投げ入れても、生徒の興味・関心とズレていれば、授業は絶対にうまくいきません。
手法や目的を優先するのではなく、生徒が真剣に、主体的に取り組める「課題設定」ができているか。
ここが、すべての教育改革における最大の肝なんです。
大村はま先生の単元学習を今の時代に合わせてブラッシュアップしていけば、どんな新しい波が来ても、余裕で通じます。
一歩を踏み出す、ささやかな勇気を
今、もしあなたが新しいことに挑戦して、周囲からのハレーションに悩んでいるとしたら、これだけは伝えたい。
その違和感や苦しみは、あなたが真剣に生徒と向き合おうとしている証拠です。
立派な理論やキラキラした成功事例に惑わされる必要はありません。
まずは、目の前の生徒が「お、これは面白そうだぞ」と身を乗り出すような、そんな小さな課題設定から始めてみませんか?
デジタルという便利な道具も使いながら、まずは私たちが「学ぶ楽しさ」を忘れないこと。
いつでもここで、あなたの挑戦を応援しています。一緒に「学びの足跡」を残していきましょう。
※この記事はNotebookLMをアシスタントとして使用しました。
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