

副教材の営業に来られた教科書会社の方と、気づけば15分以上も熱く語り込んでしまいました。
その話題は、現場の教師が抱える「理想と現実」のジレンマでした。
本当は新しい教材にどんどん挑戦して、生徒たちの瞳が輝くような授業を届けたい。
でも、現実は山積みの事務作業や会議に追われ、教材研究の時間を捻出するために、どうしても慣れ親しんだ「定番教材」に頼ってしまう実態があります。
特に年度初めは、とりあえず「水の東西」でスタートしようとか。
教科書選びにおける現場の実態をお話しします。
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Podcastの概要
中学校・高等学校の国語教師として、またデジタル教育や働く女性の課題にも向き合っている黒瀬直美です。
今回は、学校を訪れた教科書会社の方との対話をきっかけに、現場の教師が「教科書」に対して抱いている本音を、包み隠さず整理しました。
まず直面しているのは、教科書採択における「定番教材」への根強い支持という現実です。
国語の会議で新しい教材を提案しても、多くの先生方は慎重な顔をなさいます。
そこには「教材研究の手間を省きたい」という、多忙を極める現場ゆえの切実な理由があります。
初見の教材をゼロから分析する余裕がない中で、『山月記』や『こころ』、『ミロのビーナス』といった鉄板教材は、教える側にとっても安定感があり、非常にありがたい存在なのです。
教科書会社側も売り上げを考えればこれらを外せず、結果としてラインナップが固定化されやすいという構造的な問題があります。
一方で、最近の教科書に見られる「ビジュアル面」の進化は、私たちにとって大きな助けになっています。
美しい図説や丁寧な注釈は、生徒の興味を惹きつけるだけでなく、説明の手間を省いてくれる便利なツールです。
また、現在の学習指導要領に合わせた「探究型」の工夫も随所に見られます。
しかし、他教科との兼ね合いで国語の単位数が削減される中、教科書通りの「ガチな探究」をこなす時間は到底足りません。
そこで私が提案したいのが、定番教材と手軽に「読み合わせ」ができる短い文章や、生徒の生活実態に近い絵本などの複数教材との組み合わせです。
論理国語のような抽象度の高い文章であっても、親しみやすい短い教材とセットにすることで、限られた時間内でも生徒の主体性を引き出す「探究的な授業」が可能になります。
さらに、意外と見落とされがちなのが、付属の問題集の質です。記述制限のない丸投げのような問題は、生徒が自己採点できず、教師の負担も増やすだけです。
客観的な採点が可能でありながら質の高い演習を提供できるかどうかが、実は採択の決定打になることもあります。
結局のところ、どんなに素晴らしい文章が教科書に載っていても、教師にそれを深掘りする「時間」がなければ、その魅力は生徒に届きません。
現場の働き方改革による教材研究時間の捻出と、研修時間の確保と、研修の組織化、その評価システム。
これらが揃って初めて、国語教育の真の豊かさが生まれるのだと思っています。
この記事はNotebookLMによる文章作成を行いました。
#教育 #国語教育 #教科書 #教材研究 #働き方改革



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