授業での「振り返り」の取り組みを振り返る

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9月も終わりに近づいてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?まだ少し暑い日が続いていて、私は少しだらっとした感じです。

2学期も始まって1ヶ月が過ぎ、バタバタしながらも秋に突入しているなという感じです。

今日は「国語の授業の振り返り」について、私自身の取り組みを振り返ってみたいと思います。

振り返りが導入されるようになったのは

振り返りという言葉は、新しい学習指導要領が策定された頃からよく耳にするようになりました。これに一生懸命取り組んでいる先生も多いんじゃないかと思います。

それまで「振り返り」という言葉を使っていなかったからといって、全くしていなかったわけではなく、昔からまとめや感想を書かせていたので、やっていたこと自体は同じだと思います。

ただ、生徒が自分の学びを意識的に捉えるように、「振り返り」という形で指導するようになったんだと思います。

振り返りの導入が進んだ背景には、やはり「パフォーマンス課題」の普及があるのかなと思います。

私が教員になった頃から、学習課題やパフォーマンス課題は意識して取り入れていました。中学校や高校時代もそうした課題が多く、大学でも教科指導の中で学習課題やパフォーマンス課題を課すという構想を学んできたので、そういう意味では自然にやっていた部分もあります。

しかし、現行の学習指導要領が施行されるようになってから、改めて「振り返り」という言葉を意識するようになりました。それに伴い、私自身の中での意識の変化もあったので、それを少し整理してみたいと思います。

振り返りの項目はシンプルに

まず、振り返りの項目をより意識するようになりました。具体的には、「現在・過去・未来」という軸をベースに振り返りを構成しています

そこに指導目標を絡めて、質問を組み立てるようにしています。ただ、あまり項目を増やしすぎると、生徒の頭が断片化してしまったり、書く意欲がなくなったりするので、項目はだいたい3〜4つに絞っています。

振り返りの流れとしては、まず「過去」つまり学習前のことを聞きます。例えば、学習前にどう思っていたのか、あるいは初めて読んだときの感想や疑問などですね。これによって、生徒は自分がどんな認識をしていたのかを振り返ります。

次に「現在」、つまり学習後に新たに気づいたことや発見、深まったことを書いてもらいます。例えば「少年の日の思い出」なら、主人公の行動や最後のシーンについて学習して考えたことを書きましょう、といった具合です。

その後、内容だけでなく、スキル面でも振り返ってもらいます。どのようなスキルや知識が身についたかを考えてもらうんですね。生徒は、心情や性格を読み取る手がかりを意識したり、主人公の変化に着目したりして、「こういうふうに読んだから深まったんだ」ということを自覚できるようになります。

最後に「未来」、つまり今後どう活かすかを書いてもらいます。例えば、「次に小説を読むときは、タイトルや導入の工夫に注目して読みたい」といった感じで、次にどう生かすかを考えさせます。

こうした流れで、過去・現在・未来の視点を取り入れながら振り返りをさせています。

実施方法は目的にもよりますが・・・

次に、振り返りの実施方法についてですが、パフォーマンス課題の後に振り返りをさせるのが私の基本パターンです。

ただ、1度だけ毎時間振り返りを書かせたことがありました。それは中学校1年生の1学期です。

中1の生徒たちはまだ書くことに慣れていなくて、最初はとても大変でした。書くのに時間がかかるし、イライラしてしまう生徒もいました。「これではいけないな」と思い、1学期間だけ毎時間振り返りを書くことにしました。

最初は同じことを言葉を換えて書いてもいいから、とにかくプリントの線が引いてあるところまで埋めなさいと指示しました。すると、生徒たちは同じことを言葉を変えて書くようになり、次第にスムーズに書けるようになりました。1学期間続けると、少しずつ言葉も豊かになっていったんです。

書かせた振り返りは、毎回チェックして、次の時間に5〜6人の生徒を代表として紹介し、褒めるようにしました。褒められると生徒は嬉しくなって、次はもっと良いものを書こうと思うんですよね。そして、クラス全体が「これなら自分もできる」と前向きに取り組むようになります。

ただ、毎時間振り返りを書かせるメリットは、習慣化しやすいという点や、前向きな姿勢を育てられるという点にありますが、デメリットもありました。まず、毎回書かせることでパターン化しやすくなるんですね。生徒たちもだんだん定型的な内容を書くようになり、「高評価をもらうための振り返り」になってしまうこともありました。

また、学力の高い生徒ほど、その傾向が強くなり、思ってもいないことまで書くようになることもありました。こういった「忖度振り返り」にならないように注意が必要だと感じています。

私がたどり着いた結論としては、生徒が書きたいと思ったときに振り返りを書かせるのが一番効果的だということです。なので、私は「ここぞ」というタイミングで振り返りを書かせ、次の時間にフィードバックするようにしています。

ICTが進んだおかげで、振り返りを写真で撮って提出してもらい、スクリーンに映して共有することも簡単にできるようになりました。これも便利ですよね。褒められると生徒は嬉しそうで、次も頑張ろうと思う生徒が増えてきました。

振り返りを評価することも大事かもしれませんが、評価しなくても学びにつながるのではないかと感じています。もし皆さんの中で「こんな振り返りの方法があるよ」というアイデアがありましたら、ぜひコメントなどで教えてください。

余談ですが、振り返りを書かせるときは、私は字数制限を設けず、経線だけを引いて、何行以上書きなさいと指示しています。これにより、生徒は字の大きさを自分で工夫し、多く書きたい子は小さな字でびっしり書き、あまり書けない子は大きな字で調整することができます。生徒が書きやすくなる工夫を大事にしています。

それでは今日は「振り返りの取り組み」についてお話ししました。最後まで聞いてくださり、ありがとうございました。またお会いしましょう。さようなら。

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