中学3年生男子と、腕相撲をしたのであります。

さて今回は、第240回「中学3年生男子と腕相撲をしたのであります」というエピソードをお届けします。

■ 宇宙人だったあの子たちが、今では…

私は現在、中学3年生の担任をしています。彼らとは中1のときに副担任として出会い、中2、中3と3年間継続して見守ってきました。

中1当時の彼らは、まるで宇宙人のよう。
何を言っているのか分からない、字もたどたどしい、話は飛ぶし、唐突な笑いもよく分からない…。高校生相手に冗談を飛ばしてきた私の言葉はまったく通じませんでした。

しかし、年を重ねるごとに体も心も成長していきます。
中2では競い合いが激しくなり、いたずらや言い合いも増えました。
けれどそれも、彼らなりのコミュニケーション。
中3になった今では、冗談も通じ、会話もスムーズになり、彼らと心が通じ合う瞬間がぐっと増えました。

■ 突然始まった、腕相撲大会!

ある日のロングホームルーム。予定が早く終わり、「レクでもする?」と尋ねると、「やるやる!」と即答。
何をするかと聞けば、まさかの「腕相撲」。

「え~~ 腕相撲???(汗 骨が折れるよおお」と私が真顔で言ったら、「折れるわけない!!」と大爆笑されました(笑)。

自然と始まったトーナメント形式の腕相撲大会。
ペアが組めなかった男子と私が対戦することに。
「お願い、最初から力入れないで」と懇願しながら、私はバスケ部で鍛えた長身男子と対決。結果は…当然、完敗!

それでも、彼の優しさと笑顔になごみました。

■ 勝ったり負けたりすることで、成長していく

中には、スポーツ未経験ながらも強い男子や、本気の野球部男子もいて、会場(教室)は大盛り上がり。
勝ち負けにこだわりながらも、お互いの健闘を称え合う姿が印象的でした。

私は思いました。「腕相撲って、何がそんなに面白いの?」と。
でも彼らにとっては、自分の力を試すこと、負けることも含めて「楽しみ」であり「経験」なのです。

勝負の中にこそ、彼らの成長の種がある。そんな男の子たちの一面を垣間見た1日でした。

■ これから「お兄さん」になっていく君たちへ

まだまだ元気すぎる彼らですが、理屈も少しずつ通じるようになり、自分でブレーキをかけられるようにもなってきました。

この先、どんな風に「お兄さん」「青年」になっていくのか。
成長のドラマをそばで見届けられることを、私はとても楽しみにしています。

それでは、今日の配信はここまでです。
またお会いしましょう。

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