

NotebookLMとStorybookの活用について、教育現場での実践経験からちょっとだけ批判的に考察します。これはAI活用について、批判的視点がいつも求められるので、あえてこういうスタンスで投稿します。
効率性と魅力的な機能の一方で、原文の魂や言葉の豊かさが失われる危険性、著作権への配慮、子どもたちの言語体験への影響について、語ります。
AI技術の急速な進展と教育現場への影響

AIがものすごく急速に進展していますね。追いつくのが大変な状況です。
NotebookLMは動画を生成して解説するようになり、GeminiではCanvasというアプリで様々なアプリが作成できるようになりました。
学習アプリという機能も追加されて、生徒に個別学習を提供することも可能になりました。最近ではNanobananaという画像生成AIによって、画像の修正能力が格段に向上しています。
本当に最近のアップデートには追いつけないという感じで、勉強するのが大変になってきました。その中でも、今日はNotebookLMとStorybookを使ってみたことについて、私自身ちょっと批判的考察を加えたいと思います。
NotebookLMとStorybookの基本的な機能

まず、NotebookLMは複雑な文章や長文などを瞬時に要約できます。アップロードしたデータがAIの学習に活用されないため、自分の中でAIの学習に使われたくないデータを入れ込んで、その中で様々な要約、分類、リメイクなどができるようになりました。授業ではNotebookLMが大活躍しています。
それに加えて、最近Storybookという絵本を作ってくれる機能を持つAIも誕生しました。普通にAIで作成するだけでなく、NotebookLMで要約した文章をもとに、Storybookで視覚化して画像も付けてくれた、さらに要約したものもできるようになりました。
実際にいろいろ試してみると、短時間でちょっとした絵本もできるし、取扱説明書みたいなものもできるし、ガイドブックもできます。
絵本という機能だけではなく、様々な要約文を絵柄付きでイラスト付きで作成してくれるので、ものすごく素晴らしい技術だと思って感動しました。
教育現場での魅力的な側面

私たち教育現場では、いつも時間が足りないので、こういった内容をコンパクトにまとめて視覚化して共有化してくれる効率的なツールは、大変魅力的に映ってしまいます。
しかし、出来上がった絵本をじっくり読んでみたりすると、何かちょっと足りないなとか、これはこのまま丸投げしてはいけないなという風に感じるようになりました。今回はこのことについて考えてみたいと思います。
AI活用のメリット

NotebookLMで要約したり、Storybookでそれをコンパクトに視覚化してまとめたりすることのメリットは、まず絵本として創作するというハードルが下がることです。
誰でも気軽に絵本が作れるので、生徒もこういったものを使って内容をコンパクトにするということが可能になりました。作り出すということへのハードルは下がりました。
それから、多様なジャンルのものを絵本化することができるので、分かりやすく表現できる、分かりやすく解説できるという可能性が開けてきました。
論文とかレポートとか歴史書とか、絵本ではないような内容、題材でもAIの力を借りて非常に分かりやすく子供向けにリメイクすることができます。
そして何よりもストーリーの骨組みと、それから絵が生成されるということで、それが自動でできてしまうので短時間でたくさんのコンテンツができるというメリットがあります。
効率性の裏側にあるデメリット

とっても便利なんだけど、その裏側ではデメリットもあると考えています。
まずNotebookLMを使って要約をさせるのですが、もともとの原文のニュアンスとか、著者が意図していたこと、それから微妙な言葉のニュアンスというものが、なかなか伝えきれないことがあると思うんです。
あまりにもコンパクトにしちゃったために、何か大事な伝えたいことがどんどん抜け落ちちゃって、結果的に何かちょっと違うなというものになっているという経験、皆さんにもありませんか?
私結構あります。こういったあまりにも要約された情報をもとに、さらにNotebookLMの要約をもとにしたStorybookの創作というのが、ちょっとやっぱりもともと持っていた文章の魂みたいなものがなくなってしまうんじゃないかと思います。
著作権への配慮の必要性
それから著作権とか、これの配慮も必要となってくるなと思っていて、あんまりお手軽に文章をどんどんどんどん要約するということはちょっと気をつけないといけないし、それをシェアするときには本当にちゃんと考えながらやっていかないといけないと思いました。
人間の感性や感情の表現の限界

AIによる要約や画像生成というのは本当にもともとのストーリーの微妙な感じを完全に捉えきれずに、そぎ落としちゃって、人間の作った時の感動とか深みというのが伝わりにくくて忘れちゃうんじゃないかなという恐れも感じています。
感性や感情というものが表現しきれないんじゃないかという恐れも感じているし、そのことを通してAIが作り出す言葉というのは、文法的には正しくて平易な言葉ではあっても、人間独特の雑味とか欲望とか豊かな言葉の感覚、時には逸脱した言葉遊びのようなものが抜け落ちちゃっている可能性がありますよね。
子どもたちの言語体験への影響

特に幼い時にこういったAIが作ったあまりにも平板でプレーンでコンパクトすぎる文章に触れるというのは、子どもたちが言葉の持つ多義性とか、それからちょっとしたズレとか、そういったものをそぎ落としちゃうという、そういった言葉に触れ続けるということは、コミュニケーション上の成長というところでは学ぶ機会をなくしてしまうことにならないかなというふうに、私ちょっとここ恐れているところではありますね。
教育現場での課題と対策

ということでAIを使った要約、AIを使った絵本制作というのは、大変効率的で魅力的なツールになるんだけれども、オリジナリティとか言葉の持つ豊かさとか著作権とか、そういったものについては課題があるなと思います。
だから私たち教育現場に立つものとしては、本当に便利なんだけど、使い方、与え方についてはいつも気をつけて検討し続けていく姿勢が大事になるなと思います。
もっと具体的にはAIのコンテンツをそのまま与えるんじゃなくて、内容を検討したり与え方を気をつけたりするという修正や追加が必ず必要となってくると思います。
逆に言えば子どもたちにAIが作った作品を与えて、作品について批判的に考えさせる機会を持つということもとても大事になっていくと考えています。
技術は手段であり目的ではない
技術は手段であって目的ではないので、子どもたちがいかに豊かな言語体験を持つか、そして豊かな創造性を育成していくかというふうに私たちは気をつけて、取り組んでいかないといけないなと思います。
ということで、今日はNotebookLMとそれからStorybookを使うことについて、便利さであったり時間短縮であったりとか、そういったことの裏側にあるものに気をつけていきたいというお話をしました。
AI技術の活用は素晴らしいものですが、教育現場では常に批判的な視点を持ちながら、子どもたちの豊かな成長につながるよう、慎重に取り組んでいく必要があると思っています。
私は割と安直にAIを使ってしまうので、自戒を込めて。


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