
Podcastのハイライト
こんにちは、黒瀬直美です。今回は、多くの先生が当たり前のようにやっている「生徒の発表時の評価用紙配布」について、あえて「それ、どうなの?」と切り込んでみました。
実は私自身、15年ほど前から「パフォーマンス評価」の先取りとして、生徒同士で評価させることに必死になっていた時期がありました。
でも、ある時思ったのです。
生徒が慣れない手つきで精一杯プレゼンしているのに、こっちは評価項目を埋めるのに必死で、中身をちゃんと聞けていない。
「評価半分、聞き半分」になっている自分に、猛烈な申し訳なさを感じました。
「評価が邪魔だな」――。
そう感じてから、私は評価用紙を配るのをスパッとやめました。
今は「一言コメント」程度の最小限に留めています。
なぜ安直に評価用紙を配ることが危険なのか。
生徒のスキルを本当に伸ばすには、他人の忖度した評価よりもずっと効果的な方法があります。
現場で揺れ動いてきた私の本音を、ぜひ聴いてみてください。
【今の教育現場で感じる「違和感」】
今の学校現場って、何でもかんでも「評価」が先走りしていませんか?
新しい学習指導要領になってから、「パフォーマンス課題をやろう」「相互評価を取り入れよう」という声がさらに強くなりました。
私も昔は、研修会で聞いた「生徒に評価させたほうがいい」という話を真に受けて、一生懸命に複雑な評価用紙を作って配っていたんです。
でも、ふと教室を見渡すと、なんだか違和感がある。
生徒たちは必死に発表しているのに、聞き手は手元の紙を埋めるのに必死。
教師である私自身も、言語活用能力がまだ未熟な生徒たちの発表を、ジャッジする目線でしか見ていないことに気づきました。
これって、何か大切なものを置き去りにしているんじゃないか、と感じるようになったんです。
【実際にやってみて、揺れ動いた感情】
正直に言います。評価用紙を持って生徒の前に立つと、本当に忙しいんですよ。
内容を聞き取りながら、あちこちチェックを入れて……。
そうしているうちに、「目の前のこの子が、今、自分たちのマックスの力を使って発表している」という尊い瞬間を、全身で受け止めることができていない自分に腹が立ってきました。
「もっと心を傾けて聞いてあげたい」。そう思えば思うほど、手元の評価用紙が「邪魔」な存在に変わっていきました。
それに、生徒同士の相互評価って、どうしても「仲がいいから高くつけよう」という忖度が働いてしまいがちです。
そんな、筋の違う評価で生徒の力が本当に伸びるのか、ずっとモヤモヤしていました。
【音声本編で語られている核心的なメッセージ】
結局、私がたどり着いたのは「評価用紙を配る前に、やるべきことが山ほどある」という結論です。
生徒の発表力を本当に上げたいなら、まずは「この場所なら何を言っても大丈夫だ」と思える安心安全な場を作ること。
そして、聞き手が「自分の聞く姿勢が、発表者を育てるんだ」という自覚を持てるように育てること。
これこそが、評価用紙を配るよりもずっと難しくて、でも大切な「事前指導」なんです。
もしスキルアップを目的とするなら、友達のあやふやな評価よりも、iPadで自分の発表を録画して自分で見るのが一番効きます。
自分の姿を客観的に見て「やばい、次はこうしよう」と気づく。
その自己調整のプロセスこそが、今の時代に求められている学びではないでしょうか。
評価について考えると、本当に「どツボ」にはまっていくような感覚になりますよね。
でも、安直に評価のシステムに頼るのではなく、「今の目の前の生徒にとって本当に必要なのは何か」を立ち止まって考える。
そんな風に、少しずつ、自分たちの授業を「点検」しながら進んでいきませんか。
私もまだまだ勉強中ですが、生徒がより良く成長していくために、これからも迷いながら、マイクの前で考え続けていきたいと思っています。
※この記事はNotebookLMをアシスタントとして使用しました。
#国語教育 #授業づくり #相互評価 #先生の悩み #今日も明日も授業道



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