
Podcastのハイライト
定時制勤務時代の話です。
24歳の私に預けられたのは、暴走族や障害を抱える子など、あまりに多様で重い背景を持つ35名の生徒たちでした。
何一つ力になれない自分の無力さに、夜の教室で立ち尽くしたこともあります。
そんな中で出会ったS君。
手が不自由で言葉もたどたどしい彼が、冬休みの前に震える手で、「住所を書いて」と言いたげに、無言で紙を差し出してきました。
元旦に届いたのは、物差しをあてて一字一字、何度も消した跡が残る鉛筆書きの年賀状。
「書く」という行為に込められた、震えるほどの思い。
デジタル時代だからこそ忘れてはいけない、身体を伴う言葉の重みを、涙と共に語ります。
YouTubeはこちら:
Podcastの概要
中学校・高等学校の国語教師として、また働く女性やデジタル教育の分野でも活動している黒瀬直美です。
今回の配信では、私の初担任時代である定時制高校での、忘れられない教え子とのエピソードをお話ししました。
学力という物差しで切り分けられた生徒たちが集まる定時制の現場は、まさに教育の本質が問われる場でした。
その中にいた知的障害を持つS君は、無遅刻無欠席で、誰よりも粘り強く学習に取り組む生徒でした。
彼が物差しをあてて必死に書き上げた年賀状を受け取ったとき、私は「人間は優劣ではない、生き様こそが勝負なのだ」と痛感させられました。
書くことは、相手を想い、心と体を使って必死に伝えること。
効率や便利さの影に隠れがちな、人間としての誠実さを、S君の鉛筆の跡から学び直した記録です。
この記事はNotebookLMによる文章作成を行いました。



コメント